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“エロ面白い”女子にウケる「昭和のエロス」(産経新聞)

 昭和の邦画史上に一時代を築いた成人映画シリーズ「日活ロマンポルノ」。おじさん世代の青春をピンク色に彩った一連の名画が、平成の時代になって、若い女性たちの関心を引きつけているらしい。静かなブームを背景に、過去の名作をアレンジした「平成版ロマンポルノ」も近く公開予定。いまどきの女子に「昭和のエロス」が受ける理由とは…?

 「色情姉妹」「大人のオモチャ ダッチワイフ・レポート」−。扇情的かつ直球勝負のタイトルがプログラムに並ぶ。1月中旬、東京・渋谷の名画座「シネマヴェーラ渋谷」。ロマンポルノを支えた監督の1人、曽根中生(ちゅうせい)の特集上映だ。

 午後7時スタートの回で、客席には約60人。往年を懐かしむ中高年男性は少数派で、むしろ若い世代が多い。女性は十数人ほど。グループやカップルより、1人の姿が目立つ。

 「色情姉妹」は、すさみ切った家庭に育つ3姉妹の奔放な性やたくましい生き方を描いた作品。「大人の〜」は、高性能ダッチワイフの製作に情熱を燃やす医師をめぐるコミカルな一品だ。

 10分に一度、必ず挿入される「カラミ」のシーンもさることながら、独特のストーリーに引き込まれる。特に後者はシュールで予測不能の展開に、館内は爆笑の連続だった。

 女性客に感想を聞いてみた。

 「突っ込みどころ満載で面白かった。ポルノといっても、今時の映画のラブシーンで普通にやってる程度で、あまり気にならなかった」と話すのは、見た目今風の女子大学生(22)。また、ロマンポルノは何作も見ているという女性会社員(33)は「『エロ面白い』というか、B級映画的な魅力がある。若い人はみんな、そういう見方で楽しんでいるのでは」という。

 昭和後期の20年足らずの間に1100本余りが製作されたロマンポルノ。「10分に一度のカラミがあれば、あとは何でもあり」の自由さから若い才能の登竜門となり、「おくりびと」でアカデミー賞を受賞した滝田洋二郎氏をはじめ、周防正行、相米慎二の各氏ら、幾多の名監督を送り出している。

 また、「蒲田行進曲」などで知られる風間杜夫氏や美保純さん、宮下順子さんら、名優も輩出している。

 シネマヴェーラ館主、内藤篤さん(51)も後期のロマンポルノを同時代で体験した世代。「サスペンスも時代劇もコメディーもあり、すべてのジャンルを飲み込んでいる。作り手のにおいが濃厚に出る」と魅力を語る。同館は、3月にもロマンポルノ計26作品を特集する予定だ。

 内藤さんによると、ロマンポルノ上映では、確かに女性客が増える傾向があるという。「普段は(女性客は)1割くらいだが、2割くらいになる印象がありますね」。

 東京都杉並区の「ラピュタ阿佐ケ谷」も、ロマンポルノ上映で知られる映画館だ。普段は男性客が多いというが、ここ数年で催したロマンポルノ特集では、ほぼ半数が若い女性だったという。

 同館支配人の石井紫(ゆかり)さん(30)は「男性は昔見ていた世代の人が多いが、女性は若い人が中心。私たちよりも、むしろお客さんの方が驚いていたのでは」と話す。

 なぜ今になって、女性にロマンポルノが受けているのだろうか。

 ロマンポルノに詳しい映画ライター、真魚(まな)八重子さんは「当時から純粋に一映画として非常に高評価の作品はあったが、女性には敷居が高かった。閉ざされていたところに何か面白いものがあるらしい、となれば、好奇心がわくのは当然」と話す。

 名画座での上映や、DVDがレンタル店で一般作扱いされるなど、女性が手に取りやすい環境が整ったことが大きく、再評価の動きはかなり以前からあったという。また、インターネットの普及で口コミ的な評判が広がり、ロマンポルノに興味を持つ女性も多いとか。

 真魚さんは「主人公は女性が多く、本来は女性にとって大事な分野の映画。主人公と自分を重ね合わせたり、反発したり、感情が揺り動かされる魅力がある」。大阪の労働者の街に生きる売春婦を描いた「(秘)色情めす市場」が真魚さんの一押し作品だ。「分野を超えて、人に影響を与える傑作」と絶賛する。

 ラピュタ支配人の石井さんは、一般映画としての魅力に加え、「女性でも、ちょっとエロは見てみたい、という好奇心はあるでしょうし」。同じ「エロ」で共通する1960年代のピンク映画を特集した際も、やはり女性客が多かったという。

 もっとも、ロマンポルノの上映環境はなかなか厳しいようだ。都内ではシネマヴェーラとラピュタのほかは、新橋や浅草などの昔ながらのピンク映画館で、細々と上映されている程度だ。しかも、“受け”はいまいちだという。

 配給会社「新日本映像」の稲山悌二社長は「エロが見たいなら今時、他に手段はいっぱいある。『まどろっこしいのは抜きで、早くカラミを見せろ』という声が多くて…」と苦笑する。

 同社は昨年、約400本あったロマンポルノのフィルムの約半数を廃棄した。「年々引き合いが減っているうえ、劣化で上映に耐えなくなったから」(同社)という。

 ネガはあるので再プリントはできるが、相応の費用が必要。「映画ファン全体から見れば、一部の人しか喜んでみていないということでしょうが…。何とも、もったいない話」(内藤さん)と、惜しむ声も多い。

 一方で、明るい話題もある。22年ぶりのロマンポルノ“新作”が、2月にお目見えするのだ。

 ロマンポルノ第一作「団地妻 昼下がりの情事」と、人気歌手の衝撃的なポルノ転身で注目された「後ろから前から」。この名作2本を、「ロマンポルノ・RETURNS」と銘打ち、同タイトルながら現代風にアレンジして新たに撮り直した。

 「団地妻」は、団地を舞台にした主婦とセールスマンの危険な愛をめぐる物語。「後ろから〜」は、オリジナルの暴走族から、タクシー運転手に主人公の設定を移した。劇場では、2作とも東京・渋谷の単館映画館「ユーロスペース」で公開される予定だ。

 日活の担当者は「現代は過激でわかりやすい性表現があふれているが、あえてこの時代に『エロ』ではなく『エロス』を提示した。五感や想像力を駆使して、ロマンポルノならではの物語を存分に味わってほしい。女性や若い人にも、気軽に見に来てもらえれば」と話している。

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by o0mmrruoea | 2010-01-28 03:46